チェンマイハッピーライフテキスト ボックス: チェンマイ ロングステイライフの会
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テキスト ボックス: Vol.59 発行日2008年6月1日

テキスト ボックス: CLLクラブ会報6月号

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テキスト ボックス:  ランプーン工業団地って、どんなところ?

テキスト ボックス: チェンマイに住む在留邦人のかなりの人口を占める日本企業関係者、ところが意外と彼らが勤めているランプーン工業団地のことを私たちはよく知らないのではないでしょうか。今回、日本の工業団地と言ってもよいほどの工業団地で、北部日系企業連絡協議会の会長をされている椛コ田製作所(Murata Electronics Thailand,LTD.)を訪問してお話を伺いました。
 タイ政府が工場地方分散政策を打ち出したのが1977年、この方針に沿って1983年から建設が始まったのがランプーン工業団地(正式には、北部地域工業団地(Northern Region Industrial Estate、以下NRIE)です。タイ政府は国内を3ゾーンに区分して、最も産業が発展した首都バンコクを中心とする地域を第1ゾーン、アユタヤやシンブリー、チョンブリー等の第2ゾーンとその他の第3ゾーンに区分しました。
 第3ゾーンに属するNRIEは、電子部品・自動車部品の製造および組み立ての日系企業が多く入る工業団地で、東南アジアの部品供給基地として、また物流の大動脈であるアジアハイウェイに直結する生産拠点として有望な立地にもあります。NRIEは一般工業ゾーンと輸出加工ゾーンで構成され、面積比では後者が前者の2倍強をなしています。
2006年12月現在の企業数は75社で、一般工業ゾーンに22社、輸出加工ゾーンに53社が操業し、分野別では電子工業26社のほか、機械部品等18社、食品11社、宝飾6社、その他14社となっています。
日系企業では沖電気、京セラキンセキ、アイワ電機、フジクラ、HOYA、村田製作所など、全体としてエレクトロニクス関係、機械部品製造関連の企業が多く、その売り上げは全体の91パーセントを占めています。他に食料品会社もあり、おかき、せんべい、漬け物、ワサビ加工品などが生産され、日本に向けて輸出されています。また皮製品、時計のバンド、額縁などを専門にする会社もあります。輸出総額は733億バーツに達しています。
 日本以外からもアメリカ合衆国、スイス、フランス、オランダ、中国(香港)、台湾、韓国などから20社が進出していますが、国別の進出企業数では日系企業の32社が際立っています(タイ企業は23社)。 
労働者数は商業ゾーンなどを含めて48,973人、労働者、社員はすべて通いで、団地用のアパートも建てられていますが、たいていは近在の農村から通勤して来ます。団地で働く労働者は大体16歳から23歳までの女子が基本で、ハイテク部品生産では、目が良いこと、そして手先が器用なことが重要で、この仕事には北タイの農村の女性が適していると言われます。男子は主に倉庫、運搬、運転手に雇用されていますが、全労働者のうち32パーセントにすぎません。
NRIEの評判は高い。それは職場の環境がいい(福利厚生が充実している)、高い現金収入が得られることなどがその理由です。ふた月に1回、日本企業の連絡会が開催され、賃上げ、福利厚生等に関して緊密に情報交換が行われています。
アセアン諸国のなかで最も工業化が進むタイ。自動車、エレクトロニクス分野を中心に日本企業も数多く進出するなど、日本とタイとのビジネス関係は今後とも進展が期待されます。
NRIE(ランプーン工業団地)は農業国から工業国へと変身を遂げるタイの一翼を担う工業団地として、今後も輸出産業を中心に発展が続くものと思われます。
 
※ 椛コ田製作所:さまざまな電子機器や電子部品のトップメーカー。主力製品のセラミックスコンデンサーでは世界随一のシェアを誇ります。