チェンマイハッピーライフテキスト ボックス: チェンマイ ロングステイライフの会
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テキスト ボックス: Vol.57 発行日2008年4月1日

テキスト ボックス: CLLクラブ会報4月号

テキスト ボックス:                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                               

テキスト ボックス:    近づく新型インフルエンザの恐怖

テキスト ボックス: 最近、「新型インフルエンザ」という言葉をよく耳にします。実は新型インフルエンザとは、鳥のインフルエンザが人の世界に入ってきて流行することなのです。鳥のインフルエンザは、自然界においてはカモやアヒルなどの水鳥を中心に感染しますが、通常は人に感染することはありません。しかし、鳥インフルエンザウイルスの性質が変わることによって、これまで人に感染しなかったウイルスが人へ感染するようになり、さらには人から人へ感染するようになることがあります。20世紀には、新型インフルエンザは、10年から40年の間隔で3回出現しています。1918年のスペインかぜ、1957年のアジアかぜ、1968年の香港かぜがそれですが、いずれも世界的に流行し、多くの死亡者を出しました。1997年に香港で、病原性の高い鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)の人への感染例が報告されました。2003年以降もH5N1型の感染例の報告が続いており、問題視されています。 
 厚生労働省によれば、これまでタイやベトナム、インドネシアなど東南アジアを中心に、300人以上が発症し、200人以上の死亡者が出ています(2008年1月現在)。この鳥インフルエンザウイルスが近い将来、人から人へ感染するようになり、新型インフルエンザとなることが懸念され、世界的な監視体制の強化が急務となっているわけです。新型インフルエンザは、人類のほとんどが免疫を持っていないために、容易に人から人へ感染するもので、世界的な大流行(パンデミック)が引き起こされ、大きな健康被害とこれに伴う社会的影響が懸念されます。新型インフルエンザ発生時には、感染の広がりを抑え、被害をできる限り小さくするために、国や自治体における対策は勿論のこと、一人一人が必要な準備を進め、実際に発生した際は適切に対応していくことが大切です。
 
WHOの「行動計画」では、流行(パンデミック)の状況を、それが起こる前からピークを迎えるまでを6つのフェーズ(段階)に分類し、それぞれに応じた対策を記載しています。現在はフェーズ3(鳥から人への感染が主で、人人感染があっても極めてまれ)とされています。
 市街地で発症者が出た場合は、地域内住民へ発熱2日以内の抗インフルエンザ薬(タミフル)の服用が指示されます。タミフルの効果は十分期待され、耐性問題は現時点では大きな問題点とはなっていませんが、チェンマイ県におけるタミフルの在庫は極めて少ない状況にあります。外国人である私たちがタイ人をさしおいて、優先的に治療(投薬)される可能性は低いと思われます。チェンマイで感染が確認されると、病院で感染する可能性が高くなりますので、むやみに病院へ行くのは控えなければなりません。日本国内では重病者をのぞき、新型インフルエンザ発症者は自宅療養で対応することを求めています。
 
 通常のインフルエンザは、感染した人の咳(せき)・くしゃみ・つばなどの飛沫とともに放出されたウイルスを吸入することによって感染します。 そのため、外出後のうがいや手洗い、マスクの着用、流行地への渡航・人混みや繁華街への外出を控えることが重要です。また、十分に休養をとり、体力や抵抗力をたかめ、日頃からバランスよく栄養をとることも大切です。現状では新型インフルエンザは出現していませんが、出現した場合も通常のインフルエンザと同様に感染防御に努めることが重要です。
 
 普段から友人・知人との連絡を密にして、お互いの健康を確かめ合うことも必要です。また、万が一の事態に備えて、いつでも帰国できる準備(旅券・現金等)をしておきましょう。