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テキスト ボックス: Vol.49 発行日2007年8月1日

テキスト ボックス:  CLLクラブ会報8月号

テキスト ボックス:                        「新型インフルエンザ」について
 現在鳥から感染する「鳥インフルエンザ」が確認されていますが、近い将来ヒトからヒトへ感染する「新型インフルエンザ」の発生が予測されており、その感染から出来るだけ身を守る対策について在タイ日本国大使館佐藤芳郎医務官による講演が開催されましたので、その要点を下記の通り取りまとめました。                  (広報部)                                  
 
記
 現在は鳥にとって高病原性のウイルスH5N1は、鳥間で絶滅することなく流行しており、この鳥からヒトへの感染が確認されているのが「鳥インフルエンザ」とされています。
この感染者は病鳥や死んだ鳥との濃厚な接触(料理したり等)が日常的にあり(ウイルスは鳥の腸管に存在する)ウイルスは感染者の気道、肺胞だけでなく便中や脳からも検出されており、溺死状態で死亡しています。
 通常のインフルエンザ(風邪等)の場合は、上気道の細胞に特別にウイルスが存在するが、鳥インフルエンザの場合は身体の何処にでもある酵素により容易に開裂を起こし、ウイルスが増殖する可能性があります。
鳥インフルエンザの蔓延防止は、感染した鳥の囲い込みにより他への発生を抑えており、各人は病鳥や死んだ鳥に近ずかず、よく手洗いをする事です。
 問題はヒトからヒトへの感染力を獲得した場合、つまり「新型インフルエンザ」が登場したときです。
大切な事は「新型インフルエンザ」の発生に対して常にアンテナを張り巡らしておく事であり、スペイン風邪の場合3ヶ月で世界に広がり、日本でも全国に広がるのに2ヶ月でありました。交通の発達した現在では相当早く世界中に広がる事が予想されます。
 [感染症予防の基本的な考え方]
  1 感染源から遠ざかる。
       感染源である鳥やヒトに近づかず、接触しやすい場所は消毒用アルコールや漂白作用のある洗剤で消毒    し  し、又乾燥しているとウイルスは活動性を増すので部屋を加湿する。
 
  2 感染経路を断つ。
      (1) 接触感染   互いに接触しやすい場所をよく消毒し、手洗いを励行する。
   (2) 飛沫感染 この感染が一番多いと考えられます。感染範囲はせいぜい2メートル圏内なので、それ以      上              上に相手方と距離を保つようにする。又飛沫感染予防にはマスクの着用が有効であり、各  人            人がマスクを着用する事により、感染機会を少なくする事にもなります。
      (3) 空気感染   現在知られている空気感染は結核、麻疹、水疱瘡の3つである。
            空調が無く密閉された空間で、同じ空気が循環している特殊な環境で可能性が大きくな    り          ります。必要が無ければ人混みには近づかない事が大事なポイントになります。
 
3 免疫力をつける。
    充分な睡眠と安静を心掛け、普段から体力の維持に努める。
      万一感染した場合充分な休養に努め、解熱してもまだヒトへの感染力が残っているので直ぐに行動せ                                                                  ず  づ、2日間様子を見る。ワクチンは「新型インフルエンザ」が発生してから生成され、未だ存在していない     の   ので(生成可能は発生後約6ヶ月位)現在有効とされるタミフルを服用する。
 
(タミフルの使用方法)
  治療、予防として48時間以内、できれば12時間以内に服用する。
   治療薬としての服用方法  1日2回  1回1錠  5日間
   予防薬としての服用方法  1日1回   1回1錠   7日〜10日間
  副作用としては現在のところ重大なものは無いだろうとの見解で、人の自殺との因果関係は不明である。
                                                     (次ページに続く)